ACTION3

地球公共精神の涵養と社会を支えるリーダーの育成

ボランティアセンターを通じた正課としてのサービス・ラーニングの展開

青山キャンパスと相模原キャンパスに開設されたボランティアセンターの機能をより強化し、正課としてのサービス・ラーニングを実施します。地域行政、国際協力NGO、NPO活動、ソーシャルビジネス等、社会課題に取り組む経験を積むことで”当事者“として社会を生き、社会の変革を担うことができる地球公共精神を持ったリーダーを育成していきます。
単なる体験教育に終始するのではなく、学生の学習成果やサービス活動を通じた社会的インパクトを最大化するためのノウハウを蓄積し、大学以外の設置学校や学部の専門教育におけるサービス・ラーニングの垂直展開・水平展開の推進や教育の質保証をサポートします。

ボランティア活動報告

大森 蘭

文学部英米文学科3年/山梨県立吉田高等学校出身

私たちはインドネシアのジャカルタで、地震対策と日本のクリンリネス(掃除文化)について、小学校・中学校・高校で授業を行い、市内の清掃活動にも参加しました。国でゴミ問題に取り組んでいるジャカルタの方々のニーズに合ったと感じました。
国際ボランティアを行う上で一番大切なことは、その国についてよく知ることだと思います。今年の活動を通しインドネシアに関する知識も身に付き、さらに良くしていくために私たちにできることは何かと、より深く考えられるようになりました。
今後は、知識だけでなく、必要とされる実践的な方法を現地の方々に伝えていきたいです。活動継続のためにも学内での広報活動にも力を入れスタッフを増やし、今年を超える活動を来年は築き上げたいです。

連携協定を活かした地域再活性化の支援

本学ではこれまで教員個人や学生ボランティア等、様々なつながりによって大学が所在する地域のみならず日本全国の地方自治体と連携し、地域貢献活動を行ってきました。今後はこれらを継続的かつより効果的なものとするため、本学が掲げる「社会連携・社会貢献に関する方針」にもとづき組織的な連携へと深化させます。
大学が持つ専門性や、学生が持つアイデアやパワーを発揮する素地を整えることで地方創生の取り組みへ積極的に貢献していきます。また、サービス・ラーニング、課題解決型学習(PBL)、インターンシップ等のアクティブ・ラーニングとして学生への教育に還元していきます。

地方自治体との包括連携協定の状況
(2018年3月現在)

秋田県:仙北市
宮城県:塩竈市・気仙沼市
埼玉県:戸田市
東京都:渋谷区※
神奈川県:相模原市・大和市
静岡県:河津町
滋賀県:米原市
岡山県:総社市
福岡県:田川市
沖縄県:浦添市
鳥取県

※包括連携協定ではなく「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」として締結

地域活動レポート

総社市で本学学生7名が幼稚園、小・中学校の英語等の授業をサポート

2014年に本学と岡山県総社市は、英語特区等での包括連携協定(教育やまちづくりをはじめとする連携協力)を締結し、ボランティア学生を毎年総社市に派遣しています。2017年度も、本学学生7名が、総社市の英語特区に認定されている幼稚園、小・中学校で5日間英語等の授業のサポート役として参加し、英語力を駆使しながら現地の子どもたちと交流を深めました。

【写真後列】文学部英米文学科3年 山中映実、鈴木菜月、同1年 大出愛理、若鍋美咲/フランス文学科1年 関修平/経済学部経済学科2年 栁瀨諒/法学部法学科2年 野口達広
【写真前列】三木義一学長(左)/片岡聡一総社市長(右)

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を成功に導くために
―ボランティアの育成とスポーツ文化の発信―

本学は1964年の東京オリンピックにおいて、学生が通訳として活躍した他、近年では大学として初めてプロバスケットボールチームのホームアリーナになるなど、スポーツに対する深い理解と敬意を有しています。
新国立競技場や国立代々木競技場近くに所在する大学として、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への積極的な支援を行います。特に渋谷区内の中学・高校と連携した外国語ボランティアの育成や陸上競技部におけるマラソン伴走者育成、渋谷区内のバリアフリー化事業へのボランティア協力、学生だけでなく一般にも向けたスポーツ関連イベントの開催等により、スポーツを介した人と人とのつながりの価値を発信していきます。

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