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AGU アカデミック・シティー構想

新図書館の建設と人文知・専門知の集積

「広くて使いやすい図書館がほしい」。何年にもわたる学生からの切なる要望を受け、新図書館の建設計画を進めています。新図書館は、学生・教職員・校友が集ってアカデミック活動を行う拠点となります。「日本の大学図書館の中で最も先進的なサービス提供を」を基本コンセプトとし、「教育・学習活動」「研究活動」「対外的活動」「情報基盤」のより具体的なコンセプトを、建築、機能の充実によって実現しようと試みています。例えば、多様化する学習スタイルに対応可能な施設の設置、書架面積拡大による蔵書の増強、アカデミックライティングセンターにおける学習支援、最先端のICT活用など。
このように、多様なニーズに柔軟に対応する「利用者とともに進化する図書館」のもと、人文知・専門知が集積されるよう、引き続き、建設計画を進めてまいります。

新図書館の基本コンセプト

新図書館について

近藤 泰弘

図書館長

新図書館への動きが本格的になってきました。図書館は現在間島記念館の隣にありますが、かなり狭く様々な設備の点でも十分ではありません。大学では、青山キャンパスの中にまったく新しい図書館棟を建設して、21世紀にふさわしい新図書館を創造する計画を進めています。くつろいで新刊雑誌を読みたい、パソコン画面を見ながらみんなでゼミの準備をしたい、大画面で自作の動画を上映してみたい、授業に必要な本をAIが自動的に選んでほしい、いろいろと夢は広がります。皆さんの夢を実現できる図書館を目指しています。

多様な文化が交錯する学生・研究者の共同体

新たに国際学生寮建設の検討を進めます。新国際学生寮は、言語、文化、価値観の異なる留学生と在学生が寮生活で寝食を共にし、絆を深め、互いに学び合う異文化共生の場として、本学のグローバル化のひとつの基盤となります。また、新学生寮は国際交流の場としての役割を持ちます。例えば、入寮生のほか、一般学生、教職員が集い、集会や学習ができる国際交流の拠点として、国外からの客員または招聘教員・研究員と本学の教員との研究活動を促進するための交流の場として。
このように、国際学生寮が多様な文化が交錯する学生・研究者の共同体として機能するよう、計画を進めてまいります。

知的な美しさを演出するキャンパス構想

青山キャンパスの大半の建物は、建設から50年以上を経過しているため、順次建て替えを検討しています。大学は知的なコミュニティであり、歴史的に大学がつくりだす空間(キャンパス)には共通要素があります。
中心には人々が集う空間、ランドマークとなる建物、統一された建物の素材や色味の美しさ。この共通要素を意識した、卒業後も心に残る、校友の帰る場所ともなるキャンパスづくりを進めます。

渋谷・青山の都市景観との融合

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、渋谷・青山は商業施設が増加することが予測されます。そのような変化の中、青山キャンパスがこれまで通りに「緑豊かな自然と文化とやすらぎのある空間」として個性を発揮できるよう、都市景観と融合したキャンパスづくりを目指します。例えば、青山キャンパスの青山通りに面した部分を、パブリックエリアとしての再開発を検討します。

新図書館に期待する

坂本 由喜子

校友会大学部会長

新図書館は従来通り卒業生の利用を認め、新たに校友や教職員が広く交流するサロンが計画されていると伺いました。この新しい機能を備えた図書館は、交流してこそ生みだされる知識や情報、技術を提供し、さらに各人に新しい学び方を気付かせてくれる魅力的な場所として大学のシンボルとなり、キャンパスの中心となることでしょう。校友会は、母校への貢献委員会が中心となって一人でも多くの卒業生の協力を得て、一日でも早く新図書館開館が達成できますよう最善で最大の注力を行ってまいります。

相川 和宏

青山学院校友会会長

青山学院は創立 150 周年に向けて様々な取り組みをされています。その基盤となるのはキリスト教の建学精神であり、サーバントリーダーを育てることと伺っています。校友会はそのような教育を受けた卒業生の集まりです。校友の親睦を目的の一つにしていますが、その先にはすべての校友が母校青山学院の発展を願い、応援していくことが最大の目的であると確信しています。更なる発展をお祈りしています。

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